月下美人

気ままに書いています。旧ブログからの引っ越し中です。

DNAかタンパク質か

物質に「命」が宿った瞬間

「ニワトリが先?卵が先?」という言い回し?があります。

生き物の設計図である、DNAが先か?装置であるタンパク質が先か?

1. DNAは「設計図」
二重らせん構造の高分子化合物。DNAのもつ遺伝情報には、タンパク質をつくるための設計図が書かれている。

2. タンパク質の合成にはDNAが必要
DNAの二重らせん構造がほどかれ、DNAの遺伝情報をコピーしたRNAがつくられる。その遺伝情報をタンパク質の合成装置であるリボソームが読み取り、それにしたがってアミノ酸がつながりタンパク質が合成される。

3. タンパク質は「装置」
アミノ酸が数珠つなぎになってできる、高分子化合物。アミノ酸の並び方によって、さまざまな立体構造がつくられる。その立体構造に応じて、化学反応を促進する装置(酵素)としてはたらく。

4. DNAの複製にはタンパク質が必要
あるタンパク質は、DNAに結合して、二重らせん構造をほどく反応を促進する。別のタンパク質は、ほどけた鎖に結合し新しい二重らせん構造をつくる。1本のDNAはタンパク質のはたらきによって2本に複製される。

んんっ…???タンパク質をつくるには、DNAの設計図が必要?でも、DNAの複製にはタンパク質のはたらきが必要・・・どっちが先?

生き物の身体って不思議。まるで宇宙。