月下美人

気ままに書いています。旧ブログからの引っ越し中です。

膜のカプセル

物質に「命」が宿った瞬間。

母なる海にブラックスモーカー。

生き物を形つくるDNAやタンパク質が、豊富に準備されるだけで、生命は自然に出現するのでしょうか。

生命誕生の現象には、活発な化学反応が必要。
大量の水があるところでは分子が拡散し、活発な化学反応が起きにくいはず。活発な化学反応 を起こすには、材料分子を高濃度に濃縮する必要がある。生命の誕生には、外界との境界をなす「膜のカプセル」が必要…そうです。細胞膜ですね。

細胞膜<リン脂質>
細胞膜の主な材料で、ひとつの分子中に親水基(水になじみやすい部分)と疎水基(水になじみにくい部分)をもつ。

熱水中の化学反応

物質に「命」が宿った瞬間。私たちは、宇宙で唯一の「ヒト」なのでしょうか。わたしは、とてつもなく広大で果てしない宇宙に、地球外生命体はいると思っています。考えるだけでワクワクします。

最初の生命が誕生した場所。さまざまな化学物質を溶かし込む水。それは『海』。海は生命に母と呼ばれていますよね。生き物の細胞と、海水の成分はとても類似するそうです。

<熱水噴出孔>
ブラックスモーカー

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ウィキペディアより。

地下のマグマによって熱せられた海水を、海へと放出する、煙突のような噴出し口。噴出する熱水には、硫化鉄などのさまざまな鉱物が混じっているため、黒い煙のように見えることがあるそうです。

熱エネルギーや、有機物のもととなるメタンやアンモニアなどの分子が豊富に存在し、最初の生命が誕生した場所として有力視されています。

<超臨界水>
深海底では水圧が高まり、水の沸点が上がる。
超臨界水とは、374度C、218気圧・・液体とも気体ともことなる状態の水。

*アミノ酸からタンパク質をつくる化学反応 → アミノ酸から水を奪う反応。超臨界の水中では、この化学反応が進行する可能性が…?

ブラックスモーカー・・生命誕生の場所・・

何だか悪者が生まれそう(笑)

命が宿った瞬間

皆さんもわたしも、「命」があって生きているわけですが、命が無ければ屍、死体ですし「ある物質」と記されても(そんな事はありませんが)間違ってはないと思うのです。

その、「命」が物質に宿った瞬間というのはどんなことなのでしょうか。

原始大気の中で自然発生する「生命」の素?自然発生する偶然の産物だとしても・・・。

アミノ酸などの有機物は、宇宙空間からもやってきた?有機物は宇宙でも作られる!?

わたし達の地球がある太陽系は、暗黒星雲と呼ばれる「チリ」が濃く集まった場所で誕生したそうです。「チリ」には、アミノ酸などの有機物を含むものが存在している可能性があると言われています。

「チリ」が集まって彗星や隕石になり、原始地球に降り注いだ!?

<マーチソン隕石>
1969年9月28日。オーストラリア南東部 マーチソンに多量の隕石が落下。調査の結果、その隕石の中にはアミノ酸(地上で混入した可能性の低いアミノ酸を含む)の含有が確認されたそうです。

気ままに続けます。

星空

太古の昔からわたし達人類は

夜空に広がる星を見て

自分たちの生きるこの世界は
どんな形をしているのか
考え続けました

神話から抜け出し
世界のルール(秩序)を理解しようとして

理論と数学と観測と実験…

気の遠くなるような
「科学的手法」を積み重ね

人類は今の世界を理解する力を得ました

星空を見よう

宇宙の中の地球

その昔、コペルニクスという人が「地動説」を主張していた頃、世の中では「地球が宇宙の中心で、太陽を含むすべての星は地球の周りを回っている。」と、考えられていました。

現代ではわたしたちの地球がある「天の川銀河」は、宇宙に無数に存在する銀河のうちの1つで、その「天の川銀河」の中心からずれたところに、わたしたちの太陽は位置していることがわかっています。

さらに「遠くの銀河ほど、速く遠ざかっている」これは、空間が膨張し銀河間の距離が伸びるために銀河が遠ざかるように見える。宇宙は一様で、どの方向も同じ(等方的)である。膨張する宇宙の中では「宇宙に特別な場所」は存在しない。という「宇宙の膨張説」もあります。

下の図表は、それぞれの地球型惑星の太陽からのおおよその距離を示したものです。
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Image Credit: Lunar and Planetary Institute
The terrestrial planets are the four innermost planets in the solar system: Mercury, Venus, Earth, and Mars. They are called terrestrial because they have a compact, rocky surface like the Earth's. The planets Venus, Earth, and Mars have significant atmospheres, while Mercury has almost none. This diagram shows the approximate distances of the terrestrial planets from the Sun. 

地球型惑星とは、太陽系の最内部に位置する4つの惑星、水星、金星、地球、火星は、地球のようにコンパクトなサイズで、また表面が岩石質でできていることから、地球型惑星と呼ばれています。金星、地球、火星には大気がありますが、水星にはほとんどありません。

天文単位をちょっと紹介。

・光速度 
→ 秒速約30万キロメートル
(地球の直径23.5個分)

・地球と太陽の距離:約1.5億キロメートル 
→ 光で約8分かかります。

・光年:光が到達するのに1年を要する距離のこと。(約9兆4600億キロメートル)

地球の地上から100キロメートル上空。
スペースシャトルなら約8分30秒。
そこはもう「宇宙」です。
宇宙へ、行きたい。


ノラ猫

大学院の帰りに夕食になるものを買うため、3箇所のコンビニをローテーションで廻っているうちの一つのコンビニの駐車場に、最近ノラ猫が出没するのです。

一匹の日もあれば、ゆうべは三匹いました。
毛並みが真っ白な子、白地に黒のブチがある子、後の一匹は茶トラです。

ノラ猫と私は今書いていますが三匹とも瘦せ細っているわけじゃないから、もしかしたら近所に住む飼い猫が、コンビニの駐車場に遊びに来ているだけなのかもしれません。首輪はありませんでした。

ノラ猫か飼い猫か。わたしは三匹の様子を見ながら、このネコちゃん達の気持ちを考えてしまいました。

わたしが立ち止まり見ていると、三匹のうちの二匹が小声で鳴きながらわたしの約1m 付近まで近づき、前脚をたたんで座ってしまいました。きっと、このコンビニへ来たお客のうちのネコ好きの誰かが、腹を空かせているのだろうとか、ただ単に可愛さの余りつい買った物の中からエサになるものを与えているのでしょう。

二匹のネコちゃん達はわたしの顔をジッと見つめていましたが、わたしはエサになるものを与えることもなくただ(かわいそうに)と思いながら見ていました。

かわいそう。というよりこの三匹のネコちゃん達がもしノラ猫であるなら、「ノラ猫の生き方」ってどうなのだろうかと考えていました。

「ノラ」としてのいい点は自由。何処へ行こうが何をしようが、いつ眠ろうが何を食べようが飼い主がいないから好きに出来る。自由、生きものとして、これほどのことは他にないと思うのです。

自由なことはいいけれど、お腹が空いても食べ物がない。自分で探すか獲物を捕まえなくてはいけない。これからもっと寒くなってきても、暖かい寝床がない。腹が満たされず、寝不足でヨタヨタと道を歩いていたら、クルマに轢かれることもある。それでも生きてゆくノラ猫。

なぜノラ猫のことをダラダラと書いたかと言うと、「自由」ってなんだろうって思ったのです。自由。

人間て、この地球上で一番神様に近い生き物だと思うのですが、一番自由がきかない生き物でもありますよね。自由を求めて戦わなくてはならない、生き物なのでしょうね。

M31 アンドロメダ

宇宙に興味がない人も、「アンドロメダ」という言葉は聞いたことがあると思います。

M31アンドロメダは、地球から250万光年の距離に位置します。地球から光の速さで向かっても、250万年もの年月がかかる場所にあるということです。
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News Release Number: STScI-2005-26 from HUBBLE SITE
September 20, 2005 01:00 PM (EDT)

画像とイラストは、アンドロメダ銀河のコアが赤色の古い星々がリング状になったものと、新しく発見されたブルーの若い星々が、円盤状になったものによって構成されていることを明らかにしています。

この円盤(ブルーの若い星々)は超大質量ブラックホールの重力場の内側に閉じ込められています。アンドロメダの巨大ブラックホールの質量は、わたしたちの太陽の質量よりも、1億4000万倍もの大きさです。

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右下のイラストは、ハッブル宇宙衛生望遠鏡の画像のものをベースにしたもので、アンドロメダ独特の銀河の核構造を表わしています。

ブルーの星々の円盤は赤色の星々の大きなリング状の内側にネスト(巣)化されています。ブルー円盤の内側にある小さな黒色のドットが巨大ブラックホールです。

天文学者たちは、過去10年間に撮影されたハッブル画像からアンドロメダの銀河核構造を推定しました。右上の広域平床式カメラで撮影された画像では、アンドロメダ銀河が2つの銀河核を持っているように見えます。

ごく普通の銀河は、核は1つだけ持っている。と現在のところ天文学者たちは確証しています。2つの明るいガスの雲は、リング状の赤色の星々と円盤状のブルーの星々です。右側の明るいガスの雲は青みがかった色をしています。

左の画像はアンドロメダ銀河の全体像です。
活性コアは銀河の中心にあります。
アンドロメダ銀河は約40億年後、私たちの地球がある天の川銀河に衝突すると推測されています。

Object Names: M31, Andromeda Galaxy, NGC 224
Image Type: Astronomical/Illustration
Photo Credit for image at left: ©2002, R. Gendler, Photo by Robert Gendler
Credits for image at upper, right: NASA, ESA and T. Lauer (NOAO/AURA/NSF)
Credits for illustration at lower, right: NASA, ESA and A. Feild (STScI)

M31のMは、メシエのMです。メシエは星雲、星団のリストを作ったフランスの天文学者の名前です。

メシエは彗星を望遠鏡で見るときに、彗星とまぎらわしい天体をリストにしました。これは「メシエカタログ」と呼ばれていて、最初のカタログは1771年に出版されました。

メシエカタログには星雲、星団にM1からM110の番号がつけられています。

有名なものでは…
M1蟹星雲、
M42オリオン大星雲
M45おうし座のプレアデス星団(すばる)
などがあります。