月下美人

気ままに書いています。旧ブログからの引っ越し中です。

オンとオフ

どうしても分からない言葉があるんです。
「これは、ビジネスの世界でも成功していくだろう。」…???

まずね、“ビジネスの世界”が、わからない。
あとね、“成功”が、わからない。

職業の種類って物凄くたくさんあって、いろいろな業種があって・・・。
仕事の内容もそれぞれ違ってて・・・。

「オン」と「オフ」は時代には合わなくなっていくのかも知れないけど、別に「オン」と「オフ」の使い分けはあっていいと思う。じゃないと、仕事のストレスをオフする場が無くなってしまう。

もちろん、
仕事での経験をプライベートに・・・
プライベートでの発見を仕事に・・・
仕事とプライベートが影響しあって充実すること。賛成です。さて、本題に戻りましょう。

脳科学の2つの大きなテーマは、「学習」と「選択あるいは主体性」が問題です。
脳が喜びを感じるためには、何をするにしても自分が「選べている」という感覚が大切。

幻想かもしれないけれど、仕事や実験をしているときにも「やらされてる」感覚を持っているとダメ。自分から選んで仕事をしている感覚を持つことが大事。

限られた時間で、いかに仕事をこなすか。こういう「時間活用術」と言うと「効率」のことばかり考えがちですが、もっと有機的な側面があって、いかに自分の行動や考えを有機的に組み合わせて、新しい発想といったものにつなげるかを考えると、いろいろと面白い可能性があります。

「創造性」について
実は、同じことを繰り返すのが、創造性の一番の母だというのは、多くの方が言っていることでもあります。つまりルーティンの中にこそ、新しい発想を生み出す種がある。ただ、それは同じことを同じ発想で続けていくという意味ではないのです。変化に対応するための発想力や創造性を生み出すための手法。

「創造」は誰でもやってて、誰でもできること。だと、思います。でも、全くのゼロからの「創造」は?どーでしょう。お仕事だったら、例えば電話の応対。マニュアル通りにやるのは簡単だけど、「同じことを繰り返し」の経験から「自分のスタイル」ができてくる。と、思います。

そうすると、マニュアルに無いようなケースやクレーム等にも落ち着いてきちんと対応できるようになるんじゃないかと思うのです。

きっと、文筆業の人は多くの作品を読んでいると思うし、一つの作品を完成させるまでには完成品の何倍もの文章を書いている。と、思います。

科学者だって、ある日突然の発見!なんてことは無くて、日々の地味な積み重ねの結果として新しいものを見つけることができるんだと思います。


上手くいく方法は自分で考える

少しでも不安や気がかりがあると、目の前の事に手がつかなくなります。

その時に時間がなかったり、考えても仕方がないという状況では、そういった不安を押しのけてでも前に進むことができますが、不安の原因があまりにも大きな事であったり、悩み考える時間が十分にあると、なかなかそこから抜け出せない。

「左脳」は、理由を求めている。
人間の大脳が大きく2つに分かれていて、一方が「左脳」、他方が「右脳」と呼ばれている話は有名です。大脳生理学者であるマイケル ガザニガは、この「左脳と右脳」の研究を熱心に進めた科学者です。

私たちは、特に研究室などでは「左脳」主導の状態で生活しているので、どんなことでも「理由」や「原因」を説明したくなるのです。それがうまくできないと、不安になります。

「やれることをすべて書き出した」状態は、それが必ずしも「うまくいく」わけでなくとも、人に勇気を与えると思うのです。「行動」の「理由」を的確に説明できると、人は自信を持てる。

「私の気持ち」はフワフワしてて・・自分でもつかみ損ねることがあって、とても曖昧だったり。でも、その「私の気持ち」って、私だけの大切なものだと思ってます。

「空が青いね。」
「うん。青くてきれいだね。」

きっと、私の見ている「青」とキミに見えている「青」は違ってる。

「言葉に込められた想い」って言うことがあるけど、その「想い」って「言葉」を受け取る側の気持ち次第。

好き嫌いの「好き」
友情の「好き」
恋人の「好き」
家族の「好き」
好き・・たった2文字の言葉。

「やれることをすべて書き出した」状態・・・私は研究中、手書きのタスクリストを使っています。箇条書きで、時間の必要な大きな実験は上段に、簡単な軽めの実験は下段に、新しい実験は随時追記、終わった実験は赤線で消していきます。

時間の必要な難しい実験は、リストに残ってしまいがちですが、リストを見るたびにリマインドされて「よしっ。やろう!」とヤル気がでてきます。終わった実験を赤線で消すことで味わえる「達成感」は多いほうが嬉しいです♫

「言葉の力」
「行動」の「理由」を的確に説明できると、人は自信を持てる。言葉は不思議な力をもっている。

何気ない一言。その一言で元気になれたり、幸せを感じることができたり。

もちろん、逆の場合もあって。人はね、忍耐強くできてないから長いこと待つのが苦手。それで、何か「お守り」みたいなものが必要なんだと思う。

ホントはね、言葉なんて無くても想いは通じるんだ。

生命の起源

物質に「命」が宿った瞬間

知りたいよね。
どーして、私たちが誕生したのか?
どーして、私たちが存在してるのか?

生命の起源には、大きな溝が横たわっている。

生命起源研究
<化学進化>
無機質→有機質→生命体

<共通祖先>
現在の生物の祖先をたどり、その共通祖先や原始的な生命の姿を探る。
「コモノート」「LUCA/ルカ(Last Universal Cellular Ancestor)」の名で呼ばれることもある。さまざまな生物が共通して持つタンパク質で、アミノ酸の配列を比較すると、地球上の生物の類縁関係を、1本の樹のような「分子系統樹」で表すことができる。この分子系統樹の根元に位置すると想定されるのが、共通祖先。

<宇宙生命>
第2の生命
→火星や、木星の衛星エウロパ、土星の衛星タイタン・エンケラドゥスなどに発見の期待。
最近では地球から14光年たらずの距離に、ウルフ1061C と称される地球の環境によく似た惑星が発見される。


生命って、何だろう?
同じ太陽系なのに、どーして地球だけ?
地球環境に適した生命が発生したんだったら、別の星にもその星の環境に適した生命が発生してもいいよね?それとも、「生命」に適している環境が「地球」だったのかな?

今、この瞬間、ここに、私は存在しています。
そして、私が存在するためには・・全部が必要。全部の均衡があるから、今、この瞬間、ここに、私は存在しています。

偶然でも、必然でも。

わからないから「ワクワク」するし、
わかったら、もっと「ワクワク」するよね。


おしまい。

タンパク質の暗号

物質に「命」が宿った瞬間

なかなか優れもののリボザイム。そろそろ頭の中は飽和状態ですが・・。ここが、踏ん張りどころ。

生命は、タンパク質からはじまったという説。

<タンパク質ワールド仮説>
1. 4種類のアミノ酸が出現
原始大気中あるいはブラックスモーカー(熱水噴出孔)付近で、4種類のアミノ酸(グリシン/G、アラニン/A、アスパラギン酸/D、バリン/V)が無機物からつくられた。

2. 波打ち際でアミノ酸がつながった
4種類のアミノ酸を含む海水が蒸発と乾固をくりかえし、アミノ酸どうしが結合していった。

3. タンパク質の「擬似複製」がはじまった
4種類のアミノ酸はランダムに結合し、GADVタンパク質ができた。
*4種類のアミノ酸(グリシン/G、アラニン/A、アスパラギン酸/D、バリン/V)だけに材料を限定したタンパク質。

4. 細胞膜の獲得
アスパラギン酸は親水性が高く、バリンは疎水性が高いアミノ酸。
この2種類を含むGADVタンパク質が最初の細胞膜をつくる材料になった。

5. RNAの獲得
GADVタンパク質からRNAなどの核酸を合成できるようになった。
その後、RNAがもつ遺伝情報にもとづいてタンパク質を合成するシステムが出現した。

う~ん。GADV(グリシン/G、アラニン/A、アスパラギン酸/D、バリン/V)・・だけ、とりあえず覚えることにします。

タンパク質の形や、機能を決める暗号はどのようにしてできたのでしょう。現在の地球上の(ほぼすべての)生物は、まったく同じ遺伝暗号(全64種類)を利用している…!?

地球上の生物・・地球環境で生命活動が可能なもの。ってこと?多種多様に思える地球環境。極寒の南極も灼熱の砂漠も、「地球」という1つの環境としてとらえると生命活動の条件としては大きな違いはない。って、こと?

「地球」で生命活動をおこなっている「地球上の生物」。だから、共通の遺伝暗号・・なのかな?

RNA

物質に「命」が宿った瞬間

ちょっと難しくなってきました。DNAはタンパク質合成の設計図・・・化学反応を促進させるのはタンパク質。でしたよね。そして、生命はRNAからはじまったとする有力な説。

生命の万能分子!?RNA(リボ核酸)とは。
DNAの二重らせん構造がほどけて、DNAの遺伝情報をコピーしたRNA(リボ核酸)がつくられる。

リボザイム(ribozyme)

・DNAと同様に遺伝情報をもつことができる。
・タンパク質のように、化学反応を促進する装置(酵素)としてはたらくことができる。

<RNAワールド仮説>
(知られているかぎり)RNAは単独で自己複製を行うことのできる唯一の分子!
1. 自己複製するリボザイムが出現した

2. 細胞膜の獲得

3. タンパク質の獲得

4. DNAの獲得

・・・なーるほど・・・

DNAかタンパク質か

物質に「命」が宿った瞬間

「ニワトリが先?卵が先?」という言い回し?があります。

生き物の設計図である、DNAが先か?装置であるタンパク質が先か?

1. DNAは「設計図」
二重らせん構造の高分子化合物。DNAのもつ遺伝情報には、タンパク質をつくるための設計図が書かれている。

2. タンパク質の合成にはDNAが必要
DNAの二重らせん構造がほどかれ、DNAの遺伝情報をコピーしたRNAがつくられる。その遺伝情報をタンパク質の合成装置であるリボソームが読み取り、それにしたがってアミノ酸がつながりタンパク質が合成される。

3. タンパク質は「装置」
アミノ酸が数珠つなぎになってできる、高分子化合物。アミノ酸の並び方によって、さまざまな立体構造がつくられる。その立体構造に応じて、化学反応を促進する装置(酵素)としてはたらく。

4. DNAの複製にはタンパク質が必要
あるタンパク質は、DNAに結合して、二重らせん構造をほどく反応を促進する。別のタンパク質は、ほどけた鎖に結合し新しい二重らせん構造をつくる。1本のDNAはタンパク質のはたらきによって2本に複製される。

んんっ…???タンパク質をつくるには、DNAの設計図が必要?でも、DNAの複製にはタンパク質のはたらきが必要・・・どっちが先?

生き物の身体って不思議。まるで宇宙。